◆第44回
新潟2歳S・G3(8月25日、新潟競馬場・芝1600メートル)
キタノクニカラ(牝、美浦・
小島茂之厩舎、父
ダノンバラード)は、22年勝ち馬
キタウイングの全妹。福島1200メートルの新馬戦では序盤やや追走に苦労するものの、最後はしぶとく末脚を伸ばして勝ちきった。内容から距離延長はプラスで、デビュー戦時400キロの小柄な馬体は平坦の新潟コース向きだ。
姉にも騎乗経験のある
杉原誠人騎手も「初戦は使ってからかなと思っていましたけど、その感じで勝ってくれましたからね。まだ緩さはあるけど上積みもあります。使って1600メートルにいきたいと思っていました」と、自信をのぞかせる。今の新潟は圧倒的に前が有利な馬場で、延長でポジションが取りやすくなるのは有利に働く。姉に続くタイトル奪取へ視界は良好だ。(角田 晨)
スポーツ報知