◆第53回インターナショナルS・英G1(8月21日、ヨーク競馬場・芝2050メートル、良)
ハナを奪った英ダービー馬の
シティオブトロイ(牡3歳、アイルランド・Aオブライエン厩舎、父
ジャスティファイ)が、後続の追撃を許さずに2分4秒32のレコードでG13連勝を達成した。日本馬3頭目の参戦となった
ドゥレッツァ(牡4歳、美浦・
尾関知人厩舎、父
ドゥラメンテ)は、5着に敗れた。
今年は例年以上にハイレベルなメンバーがそろった英国を代表する中距離戦―昨年の
菊花賞馬
ドゥレッツァは5、6番手でレースを運ぶと、直線入り口では抜群の手応え。先頭集団に並びかける見せ場をつくったが、欧州の強豪がスパートを開始すると、粘り込むのが精いっぱいだった。
クリストフ・ルメール騎手「スタートは少し遅れましたが、道中は冷静でしたし、フットワークも良かったです。直線も手応えは良かったですが、ラスト300から400メートルで、速い流れについていくことが出来ませんでした。おそらく休み明けの影響があったと思います」
尾関調教師「
シティオブトロイが前でレースを進めることは想定外で、そのままレースを支配され、レコードタイムで押し切られてしまいました。勝ちにいく競馬をしてくれましたが、最後は力の差を感じました。馬は一生懸命走ってくれましたので、日本に帰って大きなレースを目指したいと思います」
スポーツ報知