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【新潟2歳S】シンフォーエバー 規格外のパワーで堂々4F50秒2の一番時計 森秀厩舎期待の2歳馬が重賞初制覇へ挑む

デイリースポーツ
  • 2024年08月23日(金) 06時00分
 「新潟2歳S・G3」(25日、新潟)

 新馬勝ちした新潟マイルで重賞初制覇を狙うシンフォーエバーが22日、栗東坂路で最終追い切りを行った。中2週でも好調をキープしており、あり余るほどのスピードとパワーには初コンタクトを取った岩田康がうなるほど。夏の越後路で再び豪快な走りを見せつける。

 ジワジワと暑さが顔をのぞかせてきた朝6時の栗東坂路。シンフォーエバーが岩田康を背に姿を現した。メンバー唯一の木曜追い。注目の序盤は行きっぷりが良すぎて掛かり加減も、雄大なフットワークはさすがの一言。ラスト1Fは無理をさせず13秒4だったが、4F50秒2の一番時計をたたき出し、先行した年長馬に楽々先着した。

 初めてコンタクトを取った岩田康は「そろっと乗ってほしいと言われたけど、逆時計みたいになったね(笑)」と想定外の追い切りになったことを明かしつつ、「ただとにかく、パワーがすごくてスピードもある」と興奮気味。初戦のレース内容にも目を通しており、「跳びが大きいのに、いきなりグンとスピードに乗る」と素質の高さを実際に肌で感じ取り、満足そうにうなずいた。

 陣営としてもこの馬の長短を共有できたのは収穫だ。清水亮助手は「もともと坂路では乗り難しいけど、普段はコースでゆったりと乗れるし、気にならない。むしろ癖を分かってもらえたのはプラス。全体時計を考えても能力はありますからね」と力強く言い切る。

 森秀厩舎では7〜8月の新潟での新馬戦は5戦5勝。シンフォーエバーもその一頭で軽快にハナを切り、上がり3Fも33秒3の鋭い脚でまとめての快勝だった。「ゲートも出たし、先行力もある。競馬に行って折り合えれば、このクラスで十分やれる」と同助手。厩舎の期待の2歳馬が夏の新潟をまだまだ熱くする。

提供:デイリースポーツ

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