ウエルカムセレモニーが23日、札幌市内のホテルで行われ、チーム
ワールドオールスター(外国・
地方競馬代表)の7人、チームJRAの7人が参加した。初来日となったデルフィンヌ・サンチアゴ(45)=仏国=は、同期のルメールとの対決に意欲十分。シリーズVにも闘志を燃やした。
筋骨隆々の腕を見せ、闘志をあらわにした。フランス代表として選抜されたサンチアゴ。「みなさん、こんばんは」。上手な日本語で会場を沸かせると、通訳を買って出たルメールを介して「みなさん上手なので楽しみにしています」と笑顔を振りまいた。
仏女性騎手リーディングを10度獲得し、今年6月には女性初の仏通算700勝を達成した先駆者。同じ南フランス出身のルメールとは同い年の同期だ。「日本で(ルメールに)会えて感動しました。ルメールのチームの方がいい」。ジョークを飛ばして笑いを誘うと、ルメールは「彼女は16歳から
アトランティスチャンピオンで、僕はまだアマチュアライダーでした。たくさん乗って、たくさん勝って。最初からメンタルがすごかった。体は小さいけど、筋肉がある」と活躍に太鼓判だ。
日本馬のお気に入りは
イクイノックス。「力強く加速していく。シルクレーシングの勝負服を着たかった」と笑う。決戦前日の早朝には外国人騎手の一番乗りで札幌競馬場を1周。ダートと芝を入念にチェックして「馬にエネルギーを与える騎乗がセールスポイント。馬も私も200%の力を出せるように。それが勝利につながる」と力を込める。日本で実現する“同期対決”。本気度MAXで王座を狙う。
提供:デイリースポーツ