競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
来週は夏開催のフィナーレ、
小倉2歳S(9月1日・中京、芝1200m)が行われる。ここでは有力馬3頭の1週前の様子をお伝えしたい。
まずは今夏の新潟開催で新馬戦5勝を挙げている森秀厩舎の一頭で、7月27日の新潟新馬戦(芝1400m)を逃げ切った
ジャスパーディビネ(牡)から。1週前の21日は栗東坂路で僚馬
キュピドン(4歳1勝クラス)と併せて、最後は約4馬身先着。4F50秒3-12秒5をマークした。師は「後ろから行っていたが、手応えが違い過ぎて前に出てしまった。楽に動いていたし、良くなっている。初戦の時もケイコは動いていたが、少し太かった。体つきも締まって上積みは十分。さらにいい状態で、重賞でどこまでやれるか楽しみ」と期待を膨らませた。
6月29日の小倉未勝利戦(芝1200m)を逃げ切った
レイピア(牡、中竹)は引き続き松山Jで予定。1週前の22日は栗東坂路で4F51秒5-12秒4。軽く仕掛けた程度で抜群の動きを披露した。篠原助手は「思った以上に速い時計が出たけど、いつも一生懸命走る馬だし、それだけ状態がいいと思います。スピードは十分だし、前走の勝ちっぷりから重賞でも楽しみです」と期待を寄せた。
新進気鋭の河嶋厩舎からは10日の中京新馬戦(芝1200m)で2着だった
クラスペディア(牡)が引き続き小崎Jで参戦。直近に芝1200mの中京未勝利戦がなく、番組の関係もあると思われるが、初戦で見せたスピードは魅力十分だ。田中助手は「カイ食いも良く、引き続き元気いっぱいです。中間は(小崎)ジョッキーにずっとコンタクトを取ってもらっていますし、使った上積みは見込めます。重賞でもスピードを生かして、どこまでやれるか楽しみです」と展望してくれた。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ