春の牝馬二冠で3着だった
ライトバック(牝3、栗東・
茶木太樹厩舎)が、
新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ライトバックは父
キズナ、
母インザスポットライト、母の
父Exceed And Excelの血統。牝祖はドフザダービー(
Doff the Derby)なので、古くは91年の英愛ダービーや
キングジョージVI世&クイーンエリザベス・
ダイヤモンドSを制した
ジェネラス、
JRAで重賞2勝の
オースミタイクーン、最近では16年の
皐月賞馬
ディーマジェスティ、19年の
スプリンターズS覇者の
タワーオブロンドンが同じ一族となる。
ここまで5戦2勝。今春の牝馬クラシックは
桜花賞、
オークスともに3着。惜しくもタイトルには届かなかったが、
桜花賞で上がり3F最速となる32秒8をマークしたように、決め手は世代屈指といえる。今回は初の古馬相手、さらには昨年8月の新馬以来の牡馬相手となるが、ハンデは軽い。昨夏の新馬勝ちが示すように、直線が長い新潟外回りも合う印象なので期待は高まるばかりだ。
牝馬の勝利となれば13年の
コスモネモシン以来で11年ぶり、そして3歳牝馬に限れば73年の
ヤマテスコ(当時の馬齢表記では4歳)以来で51年ぶりとなる。今度こそ重賞制覇なるか。自慢の末脚で古馬を撫で斬り、ラスト一冠に弾みを付けてみせる。