重賞4勝を挙げた
ミスパンテールの2番仔となる
マテンロウサン(牡2、栗東・
昆貢厩舎)が、
札幌2歳ステークス(2歳・GIII・芝1800m)で無敗戴冠を狙う。
マテンロウサンは父
Into Mischief、
母ミスパンテール、母の
父ダイワメジャーの血統。父は19年から5年連続で北米リーディングサイアーに輝いている世界的名種牡馬。今年の種付料は25万ドル(約3700万円)となっている。一方の母は17年の
ターコイズS、18年の
京都牝馬S、
阪神牝馬S、
ターコイズSと重賞4勝の活躍馬。引退後は米国で繁殖牝馬となり、本馬が2番仔となる。
8月札幌の新馬(芝1800m)でデビュー。道中は中団で脚をためて、勝負所で進出。直線であっさりと抜け出し、2着に4馬身差の大楽勝だった。当時と同舞台の今回も当然、大いに期待できる。
外国産馬が
札幌2歳Sを勝てば、97年の
アイアムザプリンス以来、実に27年ぶりとなる。夢は大きく、母の果たせなかったGI制覇。まずはここで重賞タイトルを獲得し、今後への足掛かりとしたい。