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【キーンランドC】サトノレーヴ 函館SSに続き重賞連覇!里見オーナー「G1でもいい勝負に」

スポニチ
  • 2024年08月26日(月) 05時25分
 札幌11Rのサマースプリントシリーズ第5戦「第19回キーンランドC」はサトノレーヴが重賞連勝でスプリンターズS(9月29日、中山)の優先出走権を手にした。

 重賞連覇のゴールの先には何が見えたか。フランス語で里見軍団の夢(レーヴ)と名付けられた5歳牡馬が直線、強い追い風に乗って軽やかに四肢を伸ばす。前走函館スプリントSを再現するように先行馬群の中で折り合い、内寄りから1馬身半突き抜ける完勝。「とても強い競馬だった。勝つことだけをイメージして乗ったが、かなり強い脚で直線抜け出した時には優勝を確信できた」。初コンビの感触を振り返るレーンの傍らでは里見治オーナーが堀師とガッチリ握手。「これほど強いとは思わなかった。もちろん次はスプリンターズSに行きます。この勝ち方ならG1でもいい勝負になると思う」と語ると、表情を緩めながらこう続けた。「ようやく私のところにも風が吹いてきました」

 函館SS、函館2歳S(サトノカルナバル)に続く所有馬の重賞制覇。17年宝塚記念(サトノクラウン)を最後にG1タイトルから遠ざかっているとあってG1候補に胸を弾ませるのだ。

 サトノレーヴはこれで芝1200メートルでは7戦6勝、2着1回。昨年の4歳時はトモの不調で長期休養を繰り返したが、馬体の強化を図って今春から3連勝した。馬体重は前走から16キロ増の548キロと過去最高を記録。「大幅に増えているのでどうかと思ったが、堀先生から“元気がいいし、カイバを食べさせた”と聞き、安心しました。輸送も全く気にしない、芯の強い馬です」と里見オーナー。サマースプリント対象レース2連勝でシリーズチャンピオンにも王手をかけた。そのゴールの先に見えるのは、里見軍団のレーヴ(夢)をかなえるG1の頂点だ。

 ◆サトノレーヴ 父ロードカナロア 母チリエージェ(母の父サクラバクシンオー)19年3月22日生まれ 牡5歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・里見治氏 生産者・北海道日高町の白井牧場 戦績9戦7勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億7046万8000円 馬名の由来は冠名+夢(仏)。

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