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【キーンランドC】サトノレーヴ完全制圧!11年カレンチャンに続く北海道スプリント重賞連勝 レーン「とても強い」

デイリースポーツ
  • 2024年08月26日(月) 06時00分
 「キーンランドC・G3」(25日、札幌)

 力強い末脚でライバルを蹴散らした。2番人気のサトノレーヴが好位から鋭く抜け出し、函館スプリントSに続く重賞連勝劇。この勝利でサマースプリントシリーズの優勝をグッと引き寄せるとともに、スプリンターズS(9月29日・中山)の優先出走権を獲得した。2着に8番人気エイシンスポッター、3着には7番人気オオバンブルマイが入り、1番人気のナムラクレアは直線伸びを欠いて5着に終わった。

 目の覚めるような末脚で、サトノレーヴが札幌の直線を突き抜ける。中団から馬群を割ってきたエイシンスポッター、最後方から大外を鋭く伸びたオオバンブルマイなど激戦の2着争いを尻目に、1頭だけレベルの違いを見せつける1馬身半差のVゴール。北都の電撃決戦を完全制圧した。

 初めてコンビを組んだレーンは「とても強い馬だね。厩舎からは馬の癖や状態を示唆してもらっただけで、特に指示は受けていなかった。ただ、勝つことだけをイメージして乗ったよ。抜け出す脚がすごかったので、これで勝ったと確信した」と絶賛した。

 函館スプリントSと合わせて同一年の北海道スプリント重賞を連勝したのは10年ワンカラット、11年カレンチャンに続く3頭目。サマースプリントシリーズの優勝をグッと引き寄せるとともに、優先出走権を獲得したスプリンターズSの有力馬として名乗りを上げた。

 オーナーの里見治氏は「体重は16キロ増えていたけど、堀先生が『元気がいいのでカイバを食べていた』と気にしていなかったからね。それにしても、あれだけ強い勝ち方をするとは思わなかった。(次走は)スプリンターズS?もちろん、そういうことになると思いますよ。きょうの勝ち方ならG1でも勝負になる」と秋のスプリント界制圧にも意欲的だ。

 オーナーはこの夏、サトノカルナバル函館2歳Sも制覇。「ようやくまた少し、波が私のところに来ましたね」。実りの秋へ-。“サトノ軍団”の視界は良好だ。

提供:デイリースポーツ

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