初戦はパドックで立ち上がり、その後、放馬などの気性の幼さは見せたものの、レースでは上手な立ち回りを見せて将来性をアピールした
キングスコール。レコードでの勝利と好素材ぶりを演出し、ここも好勝負は必至だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■8/31(土)
札幌2歳S(2歳・GIII・札幌芝1800m)
キングスコール(牡2、栗東・
矢作芳人厩舎)の初戦は、ゲートセンスが良くスッと2番手につけ、上がり3Fが11秒7-11秒6-11秒5と速くなるペースを自ら早めに動き、後続に3馬身差をつける圧巻の勝利。
ソダシが作ったレコードを塗り替える圧勝劇だった。まだパドックでの仕草などを見ると幼い気性だが、実戦では大物感溢れるレースぶり。能力十分で重賞制覇を期待。鞍上は
藤岡佑介騎手 初戦は逃げた馬や好位で運んでいた馬が2・3着と上位を占める中で、出遅れて向正面から徐々に前に接近して最速の上がりで勝利した
マジックサンズ(牡2、栗東・
須貝尚介厩舎)。まだ粗削りながら、外々を回るロスがありながらしっかり伸びたように能力非凡。姉の
コナコーストは
チューリップ賞や
桜花賞で2着と好走したように早くから活躍しており、血統的な背景も魅力だ。鞍上は
佐々木大輔騎手。
2着馬に4馬身差つけて好素材ぶりを示した
マテンロウサン(牡2、栗東・
昆貢厩舎)、
パワーとレースセンスを兼ね備えている
ファイアンクランツ(牡2、美浦・
堀宣行厩舎)、同舞台の
コスモス賞を圧勝した
アスクシュタイン(牡2、栗東・
藤原英昭厩舎)、鋭い決め手で初戦を勝利した
モンドデラモーレ(牡2、美浦・
千葉直人厩舎)、渋太さを発揮した
アルマヴェローチェ(牝2、栗東・
上村洋行厩舎)などが重賞初制覇に挑む。発走は15時25分。