今週はサマー2000シリーズ第5戦「第60回
新潟記念」を取り上げる。文字通り、夏王者を懸けた最後の越後決戦。今年も
七夕賞Vの
レッドラディエンスなど好メンバーが集まった。過去10年の傾向を徹底分析したデータ班が、あぶり出した勝ち馬は?
【
ステップ】勝ち馬の数は
小倉記念が【3・0・3・17】で最も多く、優勝馬3頭は
小倉記念1、2、6着だった。今年同レースでただ1頭の
ファユエンは8着と微妙な成績。ダービーは【2・0・0・3】と好成績だが今年不在。
七夕賞が【1・2・0・15】、
天皇賞・春が【1・1・0・2】と連対実績。
マーメイドSは【0・0・0・1】と参戦自体が少ない。
【年齢】3歳が【2・0・1・6】、4歳が【2・3・4・22】、5歳が【3・4・2・41】、6歳が【2・1・1・33】。効率良く好走しているのは3歳で18年
ブラストワンピース(ハンデ54キロ)、昨年
ノッキングポイント(同54キロ)はいずれもダービーを
ステップに軽量も生かしてV。連対数では最多7連対の5歳が主力。
【ハンデ】54キロで先述の3歳2頭が優勝しているが、古馬の優勝馬8頭は55キロ以上のハンデを背負っていた。55と56キロが各3勝。57と57・5キロが各1勝。58キロは【0・2・0・3】で2着まで。ハンデは軽過ぎても駄目。古馬だと55〜57キロが理想ゾーン。
【実績】優勝馬10頭は全て「重賞で1〜3着以内」の重賞好走実績があった。今年この条件に該当しない
ゴールドプリンセス、
ジューンアヲニヨシ、
セレシオン、
バラジ、
ファユエンはデータ的には厳しいと言わざるを得ない。
【結論】悲願の重賞初Vを目指す
キングズパレスを推す。好成績の5歳で主力ローテの
七夕賞組。新潟2000メートルでは春の
新潟大賞典(2着)で好走したばかり。何より、
七夕賞で同じハンデ57キロだった勝ち馬
レッドラディエンスが増量され、2頭間ではキングズの方が1・5キロ軽くなった。逆転夏王者へ爆走だ。
スポニチ