「
小倉2歳S・G3」(9月1日、中京)
九州産馬の
エイヨーアメジスト。
ひまわり賞(2着)では勝ち馬
ケイテンアイジンの強襲に屈したが、虎視たんたんと巻き返しを狙っている。
新馬戦は九州産馬限定戦とはいえ、馬なりで9馬身差の圧勝劇。西山助手は「(九州産馬では)背中が断然いいし、一般馬と比べてもいい。体は細いんですが、
バランスがしっかりしています。最後までちゃんと走ってくれますしね」と、心身は並大抵の馬ではないと強調する。「前回は先行争いがキツくなったのもありますし、良馬場の方がいいので」とここで見直す余地は十分にある。
もともとは口向きの悪さが目立っていたが、使うごとに改善されてきた。「操作性が上がってきました。真面目には走ってはいましたが、(口向きが)だいぶ解消されました」と周囲の不安を払しょく。「調子も変わりなく来ていますし、悪くない。順調です」と好仕上がりをアピールした。
「2歳戦はどうなるか分かりませんからね」とニヤリ。「九州産だからか人気は落とすと思いますが、2歳の中なら悪くない方だと思います」と気炎が上がる
アレスバローズ産駒が、98年
コウエイロマン以来となる鹿児島県産馬による
小倉2歳S制覇を目指す。
提供:デイリースポーツ