昨年の
スプリンターズSの覇者、
ママコチャ(栗東・
池江泰寿厩舎)。今春の
高松宮記念は8着に敗れているが、次走予定の
セントウルS(9月8日・中京芝1200m)へ向けて、7月18日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ帰厩している。
帰厩当初は坂路での追い切りを積み重ね、先週21日にCWで追い切り。そして、今朝28日も先週と同じく、1回目のハローが終了した直後のCWで2コーナーから入場して、単走での追い切りを行っている。
馬場入りは落ち着いていて、6F標識から5F標識はゆったり。その後、しっかりと加速していき、3コーナーから4コーナーを抜けていくところでのスピード感も十分。勢いよく、最後の直線へ向いた。
ラスト1Fが失速気味だった先週とは違い、今週は最後までしっかりと加速。時計は6F81.1〜5F65.2〜4F51.0〜3F36.5〜2F23.0〜1F11.4秒だった。前走から5ヵ月ほど間隔があいていることもあってか、昨年2着だった
北九州記念の1週前追い切りのような、楽に体が動くというほどではないが、先週よりは今週の方が良い動きだった。
(取材・文:井内利彰)