「第2回
フリオーソレジェンドカップ」が28日、
船橋競馬場で行われ、3番人気の
ナニハサテオキが直線で差し切って、重賞初制覇を果たした。管理する
平山真希師(44=浦和)は18年笠松の
オグリキャップ記念(
エンパイアペガサス)以来6年ぶりの重賞3勝目。同馬と2着
ギガキングには「第71回
日本テレビ盃」(Jpn2、9月25日、船橋)への優先出走権が与えられた。
「重賞は絶対勝てる馬」。手綱をとった森と陣営のその思いが結実した瞬間だった。レースは厳しい展開。スタート直後の直線で
エメリミットと接触して1コーナーは後方4番手のポジション。それでも「反応良く取り付けた」という森の言葉通り、離されることなく向正面に入ると徐々にポジションを上げていった。3コーナーでは
ギガキングを目標にするように直後から追い上げ開始。直線残り200メートルで先頭に躍り出たギガを見ながら、森は右ステッキの連打。一気に外からかわして突き放した。
脚元に不安があるため一戦一戦が“勝負態勢”。「馬の状態を見ながらオーナーさんとの相談になるが、(次走は)権利を獲った中央交流も視野に入れる」と平山師。浦和転入後、
パーフェクト連対を続けながら、さらなる
ビッグタイトルを狙う。
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ナニハサテオキ 父ジャングルポケット 母ファーマジェンヌ(母の
父プリサイスエンド) 牡5歳 浦和・
平山真希厩舎 馬主・目黒牧場 生産者・北海道日高町の目黒牧場 戦績19戦8勝(南関東11戦7勝) 総獲得賞金6775万1000円。
スポニチ