「
札幌2歳S・G3」(31日、札幌)
水分を含んだ馬場も関係なかった。
マジックサンズが28日、札幌芝で切れのある動きを見せた。佐々木を背に
ガイアメンテ(3歳1勝クラス)との併せ馬。馬なりのまま滑らかに加速して併入した。
タイムは5F63秒7-36秒3-12秒1。磨きが掛かった切れ脚に佐々木はうなった。「新馬戦の前に2度乗せてもらいましたが、当時はエンジンの掛かりがもうひとつ。今度はギアの上がり方がスムーズ。トップスピードに入るのにタイムラグがなくなっています」。小回りで要求される鋭いスピードの切り替えができつつある。須貝師も「目いっぱいじゃないのに時計もいい。
パワーもついて背も伸びている」と上機嫌だ。
7月7日の函館芝1800メートルの新馬戦を勝って
札幌2歳S。須貝厩舎には
ゴールドシップ、
ソダシら、大成した先例がある路線だ。「ゆくゆくはそういう馬になってくれると」と指揮官。将来性を占う試金石になる。
提供:デイリースポーツ