「
小倉2歳S・G3」(9月1日、中京)
今年3月に厩舎を新規開業した
河嶋宏樹調教師(39)=栗東=が重賞に初挑戦する。送り出すのは新種牡馬
ミスターメロディ産駒の
クラスペディア。未勝利馬ながらも決して無謀なチャレンジではなさそうだ。
10日の中京での新馬戦は2着。9番人気の低評価だったが「手応えは良かった」と十分にやれる感触だったという。「できれば勝っておきたかったんですけどね。でも、前に行ってしまいも脚を使って内容は良かった。出られるだろうということで、ここを目標に。1回使って悪いところは出ていないです」。当初から目指していたレースに照準を定めて調整し、好ムードを漂わせている。
CBC賞では福永師が同期で一番乗りとなる重賞制覇を飾ったが、河嶋師は至って自然体だ。「僕というより、馬主さんに勝ってほしいです。何でも任せてくれる方ですし、自分より周りをという感じですね」。塚田義広オーナーは中央で2世代を所有して未勝利だが、ここを勝てば初勝利が重賞タイトルの離れ業となる。最上の仕上げで最高の恩返しといく。
提供:デイリースポーツ