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【小倉2歳S予想】今年は「中京芝1200m」が舞台 好走には先行力がカギになる

  • 2024年09月01日(日) 06時35分
 史上初めて中京競馬場で行われる小倉2歳ステークス。中京競馬場芝1200mコースは向正面なかほどからスタートするワンターンコース。スタート地点から上り坂になっているため、外枠の先行馬がポジションを取りに行くと消耗が激しいが、やはりある程度の先行力は欲しい。

 ◎ポートデラメールは京都競馬場芝1200m新馬戦優勝馬。スタートは互角もダッシュ鈍く後方に置かれたが、前進気勢の強さを生かしてリカバリー。泥が跳ねあがるような馬場を苦にすることなく外を回って追い上げ、最後は沈み込むようなフットワークで1番人気に応えている。祖母は米国牝馬チャンピオンスプリンターで、母はアルアインシャフリヤールの全姉。本馬は半兄にアルナシームがいる、成長力も感じられる血統馬だ。

 〇エイシンワンドは中京競馬場芝1200m新馬戦優勝馬。もっさり目のスタートだったが二の脚きかせて先行し、最後は11秒0〜11秒2でしぶとく粘ろうという2着馬をもてあそぶかのようにゴール前で交わして先頭ゴールインを果たしている。天賦の才ともいうべきスピードと、どんなペースにも対応できそうなレースセンス、完成度の高さを垣間見せるような内容だった。ここが試金石になりそうだが注目の1頭だ。

 ▲レイピアは小倉競馬場芝1200m未勝利戦優勝馬。前進気勢が強く、デビュー戦は、やや力みながら口を割っての追走となって最後の伸びを欠いたが、2戦目は22秒4のハイペースを演出し、そのままセーフティリードを保ったまま1分8秒2で逃げ切った。祖母クーヴェルチュールキーンランドC優勝馬で、母アンナトルテは芝1200m優勝馬。タワーオブロンドン産駒ならスピード勝負にも強そうだ。

 △アーリントンロウは新潟競馬場芝1400m未勝利戦優勝馬。勝ちタイム1分20秒6は2歳コースレコードにもなった。スローペースにもしっかりと折り合い、レースセンスを示した。

 長い直線コースが味方してくれそうな△エンドレスサマーと、デビュー戦の内容にレースセンスを感じる△タマモティーカップの名前もあげておきたい。

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