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大阪杯、ダイワスカーレットが今年初戦を快勝

  • 2008年04月06日(日) 15時45分
 6日、阪神競馬場で行われた大阪杯(4歳上、GII・芝2000m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気ダイワスカーレット(牝4、栗東・松田国英厩舎)が、道中先手を取ると直線では後続の追撃を振り切り、7番人気エイシンデピュティに3/4馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分58秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着に4番人気アサクサキングスが入り、3番人気ドリームパスポートは4着、2番人気メイショウサムソンは6着に敗れた。

 勝ったダイワスカーレット父アグネスタキオン、母は91年クイーンC(GIII)など重賞4勝のスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に04年皐月賞(GI)、06年天皇賞・秋(GI)、06、07年マイルCS(GI)、07年安田記念(GI)を勝ったダイワメジャー(父サンデーサイレンス)、半姉に00年新潟3歳S(GIII)を勝ったダイワルージュ(父サンデーサイレンス)がいる。

 昨年の桜花賞(GI)でウオッカを完封し、GIの舞台で重賞初制覇。続くオークス(GI)は熱発で回避したが、秋はローズS(GII)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)と3連勝。有馬記念(GI)でも2着に入り、JRA賞最優秀3歳牝馬に選ばれた。今年はフェブラリーS(GI)からドバイ遠征を予定していたが、フェブラリーS直前に右目を負傷。予定を変更し、このレースで今年初戦を迎えていた。この勝利は自身にとって初の牡馬混合重賞制覇となった。通算成績10戦7勝(重賞5勝)。

 鞍上の安藤勝己騎手は京都記念(GII、アドマイヤオーラ)に続くJRA重賞制覇で今年5勝目、通算59勝目。管理する松田国英調教師はダイワスカーレットで制した昨年のエリザベス女王杯以来となるJRA重賞制覇で、通算46勝目となった。

 なお、このレースを牝馬が制したのは98年エアグルーヴ以来10年ぶり。勝ちタイムの1分58秒7(良)は01年にトーホウドリームが記録した1分58秒4(良)に続くレース史上2番目(芝2000mに限る)の好タイムとなる。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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