一昨年の
朝日杯FSを制した
ドルチェモア(牡3、栗東・
高橋一哉厩舎)が、
京成杯オータムハンデ(3歳上・GIII・芝1600m)で復活を目指す。
ドルチェモアは父
ルーラーシップ、
母アユサン、母の
父ディープインパクトの血統。母は13年の
桜花賞馬。叔母の
マウレアは17年の阪神JFで3着、18年の
チューリップ賞と
紫苑Sで2着だった。
ここまで12戦3勝。デビューから新馬、
サウジアラビアRC、
朝日杯FSと3連勝。22年の
最優秀2歳牡馬に選ばれた。しかし、3歳以降は9連敗。しかも
NHKマイルC以降の8戦は全て2桁着順だ。1200mや2000mなど幅広い距離を使い、
須貝尚介厩舎から
上原佑紀厩舎に転厩するなど、様々な策を講じられてきたが、結果にはつながっていない。
今回は今年3月に開業した
高橋一哉厩舎への転厩初戦となる。加えて鞍上の
北村友一騎手は先々週の
新潟2歳Sを
トータルクラリティで制し、先週は
JRA通算900勝を達成と勢いあり。心機一転、今度こそは復活の兆しを見せてくれることを期待したい。