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【紫苑S】藤田晋オーナーのボンドガール 今度こそタイトル奪取なるか

  • 2024年09月03日(火) 19時15分
 もう2着はいらない。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が、紫苑ステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 ボンドガール父ダイワメジャー母コーステッド、母の父Tizwayの血統。母は16年のBCジュヴェナイルフィリーズターフの2着馬。半兄のダノンベルーガは22年の共同通信杯の覇者で、昨年のドバイターフで2着に健闘するなど、古馬中距離戦線で活躍中。22年のセレクトセール1歳では2億1000万円(税抜、以下同)の高値で取引された。7月のセレクトセールでは、半弟となるコーステッドの2023(父エピファネイア)が3億9000万円、半妹となるコーステッドの2024(父サートゥルナーリア)が1億7000万円で取引されている。

 ここまで5戦1勝。重賞では4戦して昨年のサウジアラビアRC、今年のニュージーランドT、クイーンSと2着が3回。唯一、前々走のNHKマイルCではブービーの17着に大敗しているが、直線で致命的な不利があったので参考外でいい。今回のポイントは初の2000m。ダイワメジャー産駒は1900m以上のJRA平地重賞で137戦して未勝利だが、そこはレジェンド・武豊騎手の手腕に期待したいところだ。

 藤田晋オーナーはこれまでジャングロフォーエバーヤングシンエンペラーで国内外の重賞を6勝しているが、牝馬では未勝利。ここで父とオーナーに「初勝利」を届けて、重賞ウイナーとして大目標の秋華賞に向かってみせる。

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