もどかしい。
関屋記念で9着に甘んじた
ディスペランツァだ。そう感じるのは能力の高さを知るからだろう。
トゥードジボンが逃げ切った
関屋記念は展開的にも不向き。いいスタートを切りながら道中で置かれた。直線で抵抗を試みたが掲示板は遠かった。だが、吉岡師は変わり身を示唆する。「ああいうレースになると展開に左右されるところがあります。ゲート自体は出ているんですよね。そこは成長があると思います。使った効果はあると思います」。前走は窮屈な最内枠に加えて休み明けもあった。初めて年長馬とのレース、収穫もあったか。
反撃に向けた稽古は入念。吉岡厩舎は前週土曜に実質的な最終追いを消化する。今回もそのパターン。先月31日の坂路は台風接近であいにくの不良馬場だったが、
ケイアイアニラ(4歳3勝クラス)の胸を借りて1馬身先着。4F51秒6〜1F12秒0は馬場を考えれば絶品と言える。「暑さは厳しいけど今のところ問題なく、しっかり稽古を積めています」と指揮官。春はマイルに転じ、1勝クラスから
アーリントンCを連勝した好素材。主役を務める2歳女王
アスコリピチェーノのラ
イバルは同世代のこの馬だ。
スポニチ