「
セントウルS・G2」(8日、中京)
上昇気流に乗った
モズメイメイが夏のス
プリントチャンプへ突き進む。
“反則級”の
ロケットスタートで葵Sを制したまでは良かったが、その後はまさかの6戦連続2桁着順。絶不調のトンネルをさまようなか、一筋の光が見えたのが、久々に国分恭とコンビを組んだ
北九州記念だ。控える形から、直線は馬群を割って力強く伸びて3着。先行一辺倒だったこれまでとは異なる
スタイルで存在感を示した。そして前走の
アイビスSDでは、同じく馬群の間からグングン伸びて完勝。脚質転換を成功させ、完全復活をアピールした。「直線競馬にも対応してくれて、最後はいい脚を使ってくれました」と小林助手も納得の表情だ。
1週前は栗東坂路で併せ馬。近2戦と同じ調整過程を踏んできた。馬なりで
イーグルノワール(3歳オープン)に半馬身先着。「順調に来ています。少し余裕残しで、時計は速くないけど十分」と合格点を与え、「以前に比べると落ち着きが出ています」と声を弾ませる。
開催が進み、差しも決まりだした中京。「ここ2走はそういう(差す)競馬ができていますし、いいんじゃないかな」と力強い。輝きを取り戻した4歳牝馬が、充実の走りで夏を締めくくる。
提供:デイリースポーツ