昨年の英愛ダービーなどGI・6勝を挙げる
ディープインパクト産駒の
オーギュストロダン(牡4歳、エイダン・オブライエン厩舎)が、
ジャパンC・G1(11月24日、東京・芝2400メートル)に参戦する可能性が高まっている。同馬を管理するAオブライエン調教師が4日までに欧州
メディアの取材に対して明らかにしている。
オーギュストロダンは現地時間14日にレパーズタウン競馬場で行われるアイリッシュチャンピオンS・G1(芝2000メートル)に参戦予定。そのレースに向けて取材に応じるオブライエン師が、日本行きの意向を明かした。英国競馬専門
メディアの「レーシングポスト」では、同調教師の「
オーギュストロダンは(時計の)速い馬場が好み」とコメントを紹介しながら、「この馬は1・5マイル(2400メートル)を走れる1・25マイル(2000メートル)の馬だと思います」「レパーズタウンですべてが順調に行けば、次のレースは
ジャパンカップになりそうです」と明かしている。
同馬は6月の
プリンスオブウェールズSで復活勝利を飾ったが、次の
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスステークスでは5着に敗れている。今秋戦は僚馬の
ルクセンブルク、
ロサンゼルスとともにアイリッシュチャンピオンSで再始動。日本から参戦する
シンエンペラー(牡3歳、栗東・
矢作芳人厩舎)を迎え撃つ。昨年は米国遠征(ブ
リーダーズCターフ優勝)に挑んだディープ産駒だが、今年は馬場適性から極東遠征を視野に入れているようだ。
Aオブライエン調教師はこれまで
ジャパンCに5回挑戦(延べ6頭)。17年の
アイダホ(5着)が最高だが、
ディープインパクト産駒を送り込む今年は悲願のタイトルを手にするかもしれない。
<Aオブライエン厩舎の
ジャパンC成績>
04年
パワーズコート (10着)
10年
ジョシュアツリー(10着)
17年
アイダホ (5着)
18年
カプリ (11着)
21年
ジャパン (8着)
21年 ブルーム (11着)
スポーツ報知