「
セントウルS・G2」(8日、中京)
高松宮記念8着からの巻き返しを狙う
ママコチャは4日、栗東坂路で最終リハ。4戦ぶりにコンビを組む鮫島駿を背に力強く駆け上がり、久々を感じさせない動きで好調をアピールした。次戦に控える秋の大一番
スプリンターズS(29日・中山)の連覇へ向けて、好発進を決めたいところだ。ヴィクトリアM覇者
テンハッピーローズは、同じく坂路で活気あふれる登坂。米国遠征前の
ステップレースではあるが態勢は整っている。美浦Wの
トウシンマカオも豪快な併せ先着で準備はOKだ。
ヴィクトリアMでG1初制覇を飾った
テンハッピーローズは、純白の
シャドーロールを輝かせながら栗東坂路へ。いつも通り頭の高い走法だが、フットワーク自体は活気に満ちあふれたもの。力強く駆け上がり、4F52秒9-38秒6-12秒5でフィニッシュした。
高柳大師は「
リラックスして走らせるように、最後は調整程度です。いつも変わらず走ってくれる馬。6歳なので(コンディションが)上がったり下がったりはないけど、状態はいいと思います」と好
ジャッジ。「1週前に乗った(津村)ジョッキーも“追い切りは乗りやすい”と話していました」と、心身ともに充実ムードが漂っている。
秋の大目標は、次走に予定しているB
Cマイル・G1(11月2日・米
デルマー)。先に見据えるステージと同じで、かつ得意とする左回りのこの舞台に早くから照準を合わせてきた。6F戦は新馬戦以来となるが、「流れを考えたらいいのでは」と期待を込めた指揮官。「恥ずかしい競馬はしないはず」。最高の結果を出し、胸を張って海を渡ってみせる。
提供:デイリースポーツ