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セントウルS・G2」(8日、中京)
高松宮記念8着からの巻き返しを狙う
ママコチャは4日、栗東坂路で最終リハ。4戦ぶりにコンビを組む鮫島駿を背に力強く駆け上がり、久々を感じさせない動きで好調をアピールした。次戦に控える秋の大一番
スプリンターズS(29日・中山)の連覇へ向けて、好発進を決めたいところだ。ヴィクトリアM覇者
テンハッピーローズは、同じく坂路で活気あふれる登坂。米国遠征前の
ステップレースではあるが態勢は整っている。美浦Wの
トウシンマカオも豪快な併せ先着で準備はOKだ。
菅原明を背に、
トウシンマカオは美浦Wで
メイショウホオズキ(6歳2勝クラス)と併せ馬。筋骨隆々の馬体を弾ませながら、直線で手前を変えるとグンと加速。持ったままの手応えで6F83秒2-37秒6-11秒5をマークし、ゴール前で僚馬を3馬身突き放した。
2週連続で騎乗した鞍上は「先週は重たさ、緩さがありましたが、けさは体も締まっていい動きをしていました」と内容に合格点を与える。引き続き課題は“左回り”。「左に張っていく点がどうかも、走れる状態にはある。いい競馬ができれば」と期待を込める。
高松宮記念(6着)で騎乗したルメールのお墨付きもあり、今回も右側だけチークを着けて臨む。「上位の力はあるし、斤量57キロで戦えるのもいい。次の
スプリンターズSにつながる走りができれば」と高柳瑞師。課題を克服し、本番へ向けて弾みをつけたい。
提供:デイリースポーツ