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紫苑S追い切り(4日・美浦トレセン)
第9回
紫苑S・G2(3着までに
秋華賞への優先出走権)の最終追い切りが東西トレセンで行われ、
オークス14着からの巻き返しを図る
ミアネーロが活気ある動きを披露した。
美浦・Wコースで
シュヴァルツリーベ(4歳1勝クラス)を2馬身半追走し、
パライバトルマリン(4歳オープン)に3馬身半先行する3頭併せ。直線は両馬の間を抜けていき、5ハロン68秒3―11秒2を馬なりでマークして前者に3馬身、後者には1馬身先着した。
騎乗して感触を確かめた津村は「ここ2週、左回りの追い切りだと手前の替え方にぎこちなさが残る走りだったと思いますが、今日は右回りで手前を替えるのも、替えてからも良い伸びでした」と好感触。調教師からの指示でゴール板を過ぎてからも2ハロンほど脚を伸ばして負荷をかける意欲的な調整だった。
ひと夏を越えて課題だった精神面も確実に良化している。「準備運動のハッキングなんかはすごく乗りやすくなったし、意図しているスピードで我慢して走れるようになったので、そのあたりは成長しているかなという感じはしました」と津村。2走前にG3を勝った中山に替わるのも好材料で重賞2勝目のチャンスは十分だ。(西山 智昭)
スポーツ報知