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セントウルS追い切り(9月4日、栗東トレセン)
サ
マースプリントシリーズ最終戦、第38回
セントウルS・G2(8日、中京)で約5か月半ぶりに復帰する
ママコチャが4日、栗東・坂路で鋭い伸び脚を披露した。
グっと重心を沈め、力強く駆け上がった。4戦ぶりにコンビを組む鮫島駿を背に、
シルキーヴォイス(6歳3勝クラス)の真後ろを2馬身追走。前半は軽やかなフットワークで入り、ラスト150メートルで真横につけた。鞍上が手綱を押すと反応良くグングンと加速し、2馬身突き放した。時計は53秒5―11秒9。「折り合いもスムーズだったし、反応も良かったです。いい仕上がりでレースに臨めそうです」と鞍上は好感触を伝えた。
牧場では爪の不安で乗れない時期が長かったが、7月18日に帰厩してから約1か月半で時計を出したのはこれで12本目。目標の
スプリンターズSに向け、じっくりと土台をつくってきた。その前哨戦となる今回は、目いっぱいの仕上げとはいかないまでも、十分力を出せる状態だ。池江調教師は「なんとか間に合ったかな。帰厩当初は追い切りもしんどそうだったから、だいぶ良くなったかなと思います」と手応えを感じる。
前走の
高松宮記念は重馬場も影響し8着に終わったが、全6勝を5〜10月に挙げている、暖かい時期を得意とする馬だ。84年の
グレード制導入後、史上4頭目の
スプリンターズS連覇へ。昨年の短距離女王が、前哨戦を制し、本番へ弾みをつける。(山本 理貴)
スポーツ報知