2歳重賞のスポーツニッポン杯「第2回
若武者賞」が5日、
川崎競馬場で行われた。単勝1・1倍の圧倒的支持を受けた
ベアバッキューンが逃げ切り優勝、デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇した。同馬と2着
ゴールドモーニンに「第23回
鎌倉記念」(S2、10月9日、川崎)への優先出走権が与えられた。
スタートでいくらか出負けしたが二の脚の速さでハナを奪うと、あとはマイペースの逃げ。「後続に2馬身くらいつけて圧も受けなかったし、
リラックスして走れていた」と町田が振り返ったように、4コーナーでも手応え抜群。直線を向いたところで後方に5馬身差。残り150メートルで右ステッキを一発入れられると、さらに差を広げて最後は9馬身差をつけてVゴールに飛び込んだ。「後ろを見る余裕があるほどの勝利。馬に感謝です。今後は馬の成長に合わせて僕ももっと折り合いがつけられるように頑張ります」と町田は2年ぶりの重賞制覇に頬を緩めた。重賞初制覇となった鈴木義師も「素直にうれしい。これからの馬だと思っているし、無理せず今年は全日本(2歳優駿=12月11日、川崎)だけを目標に頑張りたい」と
ビッグタイトル獲りに照準を定めていた。
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ベアバッキューン 父
モズアスコット 母ゴールドマッシモ(母の
父ネオユニヴァース) 牡2歳 川崎・
鈴木義久厩舎 馬主・熊木浩氏 生産者・北海道新冠町の守矢牧場 戦績3戦3勝 総獲得賞金2120万円。
スポニチ