藤田菜七子騎手＝美浦・根本康広厩舎＝は、秋競馬の開幕週は中山で3鞍に騎乗する。

　日曜7Rはクイーンズワーフと2戦連続のコンビ。初騎乗だった前走は好スタートから二の脚も速く果敢に先手を奪うと最後までしっかり脚を使い5着に粘り込んだ。4日には美浦・Wコースで追い切りに騎乗し、5ハロン69秒4―12秒1を余力十分にマークし好仕上がりを印象づける。「前走はハナに行けたことが良かったです。ゲートも上手に出て道中もいい雰囲気でした。勝ち馬が後ろにいてきつい展開でしたが頑張ってくれました。レースでしっかり走ったので反動が心配でしたが、元気そうで前走と同じぐらいの状態ですね」と手応えは上々。今回は中山マイル戦に舞台は替わるが「距離はもちろん持つと思いますが、急坂がカギになりそうですね」とポイントを挙げた。

　日曜4Rはデイズオブドリームの手綱を執る。初コンビだった前走は、福島で一気の距離延長となったが、2番手からレースを組み立てて6着とまずまずの内容だった。「前めで競馬をして欲しいと言われていましたが、あの距離でも番手から上手に走れていました。使った上積みはあると思いますし、スムーズな競馬をしたいです。中山はタフな競馬になりやすいですし、坂もポイントになりそうです」との見立てだ。

【日曜中山】

4Rデイズオブドリーム(牝4歳、美浦・加藤征弘厩舎、父レッドファルクス)

6Rイノセンス(牝4歳、美浦・高木登厩舎、父サトノクラウン)

7Rクイーンズワーフ(牝3歳、美浦・青木孝文厩舎、父アルアイン)

スポーツ報知