「
紫苑S・G2」(7日、中山)
今年の
皐月賞で
ジャスティンミラノが樹立したコースレコードを0秒5更新。5番人気の
クリスマスパレードが、1分56秒6の超絶タイムで重賞初制覇を飾った。デビューから5戦全てでコンビを組む石川も「すごく馬場状態が良くて(レコードが)出そうだなと思っていたけど、びっくりしました」と目を丸くするパフォーマンスだった。
好発を決めて2番手を追走。前半5F通過58秒8のよどみないペースで折り合いをつけると、直線は早めの抜け出しで
ミアネーロの追い上げを首差でしのいだ。「スタートを無理なく出られたのと道中で気負うことなく行けたのが勝因。内容は百点」と、うなずいた。
「まだ気性の幼さは多少あるけど、厩舎がしっかり調整してくれているので、この先も明るい未来が待っているのかなと思います」。そう相棒の将来性に太鼓判を押した石川は、8月14日の結婚後、初の重賞Vとなり喜びもひとしおだろう。
加藤士師は「競馬が上手ですよね。ジョッキーもこの馬の特性を生かしてうまく乗ってくれました」とレースセンスの高さを称える。次走について「次は
秋華賞(10月13日・京都)?そうなると思います」とキッパリ。春のクラシック参戦はかなわなかったが、牝馬3冠最終戦では主役を狙える存在になるかもしれない。
提供:デイリースポーツ