◆第9回
紫苑S・G2(9月7日、中山・芝2000メートル、良=3着まで
秋華賞優先出走権)
3歳牝馬による
秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)の
トライアル重賞は13頭によって争われ、
石川裕紀人騎手が騎乗した単勝5番人気の
クリスマスパレード(牝3歳、美浦・
加藤士津八厩舎、父
キタサンブラック)が重賞初制覇を飾った。レース結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)で3歳牝馬路線を占った。
春の牝馬2冠に参戦できなかった
クリスマスパレードは先行策から押し切る内容でG1参戦への道を切り開く勝利。「ダートの前走はノーカウント。得意の中山かつ高速馬場で持ち味を出し切った。勝つならここってレースを仕留めた」と分析した。
安藤氏が称賛したのは、スローでも後方から詰めてきた2頭。「
ミアネーロと
ボンドガールも先を見据えつつの内容で負けて強し」と称賛しながら、「とりわけ後者は直線で何度か進路を切り替えとる。距離こなすことも分かったし、本番で面白い存在」と
ボンドガールに注目していた。
3歳牝馬3冠の最終戦は
秋華賞。同じ
トライアルの
ローズS・G2(9月15日、中京)を経て出走メンバーが出そろう。本番には
桜花賞馬
ステレンボッシュ、
オークス馬
チェルヴィニアのほか、春までは牡馬路線を歩んだ昨年の
ホープフルS覇者
レガレイラなどが参戦をする予定。
スポーツ報知