前週に開幕した中山の芝は高速トラックになり、土曜日のGII・
紫苑S(2000m)が1分56秒6のレコード決着。日曜日のGIII・
京成杯AH(1600m)も1分30秒8(コースレコードに0秒5差)の時計が記録され、2歳戦でも8日の5R・メイクデビュー(1600m)で
ファンダムがコースレコードを更新した。今週は恒例の3日間開催。計6鞍のメイクデビューが組まれており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【9月14日(土) 中山芝2000m or 16日(月・祝) 中山芝1600m】
◆
ベストシーン(牡、父
レイデオロ、
母アユサン、美浦・
手塚貴久厩舎)
同厩舎で管理された母は
桜花賞を制した。半兄に
ドルチェモア(
朝日杯FS)、叔母に
マウレア(重賞2着2回、阪神JF3着)がいる。「気持ちの面は前向き。少し口向きが難しそうなので、うまく先行したほうが力は出せそうです」と
手塚貴久調教師。鞍上は
丸山元気騎手が予定されている。
【9月15日(日) 中山芝1600m・牝馬】
◆
ルージュナリッシュ(牝、父
ドレフォン、
母レッドラヴィータ、美浦・
国枝栄厩舎)
半兄に
マテンロウスカイ(
中山記念)、伯父に
レッドデイヴィス(重賞3勝)がいる。「牝馬で気がいいし、初戦から動けそうな感じ。距離はマイルあたりがいいと思います」と
国枝栄調教師。鞍上は
横山和生騎手が予定されている。
◆
レイユール(牝、父
キズナ、
母レイカーラ、美浦・
手塚貴久厩舎)
半姉に
インターミッション(
アネモネS)や
シンリョクカ(
新潟記念)がおり、伯父に
ダノンシャーク(
マイルCS)がいる。「小柄な牝馬だけど、気持ちが強そう。そこは姉(
インターミッション)に似ている。実戦に行って良さそうなタイプです」と
手塚貴久調教師。鞍上は
嶋田純次騎手が予定されている。
【9月16日(月・祝) 中山芝1600m】
◆
レーヴブリリアント(牡、父
スワーヴリチャード、
母リリレフア、美浦・
田中博康厩舎)
伯母に
リスグラシュー(日豪でGIを4勝)がいる。「まだ馬体には幼い部分があるけど、真面目な性格で前進気勢の強さがある。距離的にはマイルぐらいが良さそうです」と
田中博康調教師。鞍上
C.ルメール騎手が予定されている。
【9月16日(月・祝) 中山芝1800m】
◆
ブラウンラチェット(牝、父
キズナ、
母フォエヴァーダーリング、美浦・
手塚貴久厩舎)
半兄に米G1・
ケンタッキーダービー3着など国内外のダート路線で活躍中の
フォーエバーヤングがいる。「上はダートで走っているけど、こちらは走り方や体つきからも芝向き。シュッと反応するし、切れる脚を使えそう。血統的にも期待しています」と
手塚貴久調教師。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)