2歳重賞の「第5回
ゴールドジュニア」が10日、
大井競馬場で行われた。8番人気の伏兵
ランベリーが直線抜け出し優勝、重賞初制覇を飾った。同馬と2着
オーシンレーベンに「第57回
ハイセイコー記念」(11月6日、大井、S1)への優先出走権が与えられた。
4コーナーをクリアしての直線入り口。逃げた
ラブミーメアリーを目標に5頭が襲いかかる激しい展開。位置取りも厳しい中、矢野は
ユーロジータビートと
ムサシエクスプレスの間にできた狭いスペースに突っ込んでいった。そこをこじ開けると残り200メートルから右ステッキの連打。内の
ラブミーをかわすと外の
オーシンレーベンも振り切ってVゴールに飛び込んだ。
「爆発力はこのメンバーでも劣ってないと思っていたし、その通り窮屈な競馬になったがよく伸びてくれた」と矢野は満足感たっぷりの表情で振り返った。17年の
サンタアニタトロフィー(
ゴーディー)以来5つ目の重賞タイトルとなった赤嶺本師も喜色満面。「
ゴーディーと同じ馬主さんの馬で勝てて良かった。今後は権利を獲ったS1から年末の
東京2歳優駿牝馬へ行きたい」とローテーションを明かして、さらなる飛躍を誓っていた。
◆
ランベリー 父
モーニン 母アクティフ(母の
父ファスリエフ) 牝2歳 大井・
赤嶺本浩厩舎 馬主・武仲勝氏 生産者・北海道新ひだか町の平野牧場 戦績5戦2勝 総獲得賞金1932万円。
スポニチ