「ローズS・G2」(15日、中京)
良血の素質馬がノド鳴りの手術を経て、軌道に乗った。全兄に昨年の
共同通信杯3着など重賞でも活躍する
ダノンザタイガーを持ち、デビュー前から注目されていた
フレミングフープだが、新馬戦で2着に敗れると、2戦目では9着とよもやの大敗。ここで陣営は手術を決断した。
「効果てきめんでしたね。今は調教でも問題ないですし、手術する前とは全然違います」と、友道師は術後の明確な変化を感じ取っている。事実、復帰後の3戦目は出遅れて最後方からになったが、大外一気で完勝。2走前こそ道悪が響いて5着敗退したものの、良馬場の前走は3F33秒5の速い上がりで、再び豪快に突き抜けた。
前走後も在厩で調整しており好調をキープ。重賞初挑戦の今回は、春の実績馬とぶつかるが、指揮官に気後れはない。「デビュー前から期待していた馬で、ノドの一件がなければ、春も活躍していたはず。前走と同じ舞台でやれるのもいい」。夏の上がり馬が波乱を巻き起こす。
提供:デイリースポーツ