2023年サウジダービーから6戦連続して国外でのレースだった
デルマソトガケ(栗東・
音無秀孝厩舎)。次走は9月25日(水)に
船橋競馬場で行われる
日本テレビ盃(ダート1800m)への出走を予定しており、今朝11日はレースに向けた追い切りを行っている。
松若風馬騎手が跨り、CWへ入場。
デルマソトガケが先行して、これを
マリアナトレンチと
サンライズプルートの2頭が追いかける展開。向正面では4馬身くらい先行していて、3コーナーに入るところで後ろが1馬身くらいのところまで差を詰めてくる。
道中のラップはじわじわと加速していたが、
デルマソトガケはすごく余裕のある走り。最後の直線に向いて、後ろから2頭が迫ってきても追い抜かれる気配は全くなく、むしろゴール前で突き放す動き。この動きにも余裕があって、ほぼ馬なりといってよい騎乗者の拳の状態だった。
時計は6F82.3〜5F66.9〜4F52.2〜3F37.3〜2F23.7〜1F11.8秒。最後の直線は11.9秒から11.8秒に加速しているように、スピードに乗って楽に走ることができていた。追い切りで動く馬とはいえ、余裕を持って走ることができるようになったのは年齢的なものかもしれないし、非常に良い状態で久しぶりの国内戦を迎えることができそう。
(取材・文:井内利彰)