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【セントライト記念予想】上位決着多めのレースに隙間はあるのか? 過去データから探る菊花賞トライアル

  • 2024年09月16日(月) 07時35分
 今週末は「中山・中京」2場での3日間開催となる。

 平地重賞は、日曜日に秋華賞トライアルのGII・ローズS(中京・芝2000m)、そして月曜日に菊花賞トライアルGII・セントライト記念(中山・芝2200m)が行われる。

 どちらもこの先の3歳GI戦に向けての大事な前哨戦。今週はこのうちからセントライト記念をピックアップ。過去10年のデータを使って馬券のヒントを探っていこう(セントライト記念14年分は新潟競馬場開催です)。

1. 上位人気ワンツースリーが過去10年で4回も

 いつものように、まずは上位人気馬のチェックから。

 セントライト記念は過去10年、1番人気馬は3勝。14年イスラボニータ、16年ディーマジェスティ、19年リオンリオンという馬たちだ。いずれも「前走日本ダービー」から直行のローテだった。1番人気馬の成績は[3-5-0-2]。3着はないが、連対率8割なので馬連軸として信用度は高い。

 2番人気馬成績は[2-3-2-3]、3番人気馬成績は[1-0-4-5]。どちらも馬券圏内率は50パーセント以上あるので信用度としてはまずまずだ。

 ちなみに上位3着が、1・2・3番人気で独占されたのは、昨年を含めて過去10年でなんと4回(16・17・22・23年)もある。これは数ある重賞のなかでも珍しい傾向。ガチガチの上位決着も多いと認識しておこう。

 ということで、2ケタ人気順の馬は活躍イマイチ。9番人気馬が1勝(21年)・2着1回(15年)あるが、2ケタ人気馬の連対はない。10番人気以降で馬券になっているのは、10番人気馬が3着2回(14年・15年)あるだけ。大荒れに期待するのは難しいレースなのかも…。

2. 枠順に有利不利なしも、勝てない枠がある?

 過去10年分で馬券圏内30頭を見ると、枠順による有利不利はさほどないといえる。それでも「1着」となると3枠が4回といちばん多く、次いで4枠が2回。やや内目の枠が有利かもという感じはする。

 ちなみに1枠と8枠は過去10年での勝利はなし。単勝としては1枠・8枠の馬はちょっと買いづらいか。昨年も同じことを指摘したが、やはり8枠に入った1番人気馬ソールオリエンスは2着で単勝馬券はハズレとなっていた。

3. 関東馬が強いレース?

 セントライト記念は関東馬がわりと好走するレース。

 過去10年、すべての年で関東馬が上位3着以内に必ず絡んでいる。しかも16年と21年は上位3頭すべて関東馬で独占。例年、出走は関東勢が多めなのでそうなるのかもしれないが、関東馬抜きでの3連系馬券はこれまで成り立っていない。

4. なぜかルメール騎手が勝てない

 意外にもルメール騎手はまだこのレースを勝っていない。つまりルメール騎手の単勝馬券をセントライト記念で勝ってもこれまではすべてハズレだったのである。

 過去10年で8回の参戦はあるが、最高着順は2着。成績は[0-2-2-4]となっている。まあそれでも半分の年で馬券圏内をキープしているのだから流石。馬券に組み入れる騎手としてはマストといえるのかもしれない。さて今年はどうなるか?

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