今週の月曜日は、中山競馬場で
セントライト記念(GII)が行われます。
過去10年の
セントライト記念では、5番人気以内の馬が8勝2着8回3着7回と良績を残しています。特に2番人気以内の馬は5勝2着8回3着2回で複勝率は75%。複勝回収率でも104%と優秀な数字を残しています。
今年の
セントライト記念で人気が予想されるのは、
皐月賞(GI)で2着に好走している
コスモキュランダ、前走の1勝クラスを5馬身差で快勝した
スティンガーグラス、強烈な決め手を持つ
アーバンシック、前走の1勝クラスを勝ち上がり勢いに乗る
アスクカムオンモアなどがいます。このあたりの馬を中心に予想を組み立てるのが、的中への近道になると言えるのではないでしょうか。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆実績十分の舞台で本領発揮
今週の
セントライト記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
コスモキュランダでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
前走の
日本ダービー(GI)ではスタートで出遅れて後方からの競馬。スローな流れとなった事で向正面に入ったあたりから徐々に前へと進出し、直線手前では先団へ取りつきます。直線では速い上がりに対応できず伸びずバテずという走りでしたし、ゴール前では他馬に寄られる不利もあり6着に終わっています。
コスモキュランダのこれまでのレースでの上がりを見ると、最も速いのが2走前の
皐月賞での34.2秒となっており、上がり33秒台を記録した事は一度もありません。前走の
日本ダービーは33秒台の上がりが要求されるレースでしたので、展開が合わなかった印象です。それでも掲示板まであと一歩のところまで来ていましたし、悲観する内容ではなかったと言えるのではないでしょうか。
今回は
弥生賞(GII)を制し
皐月賞でも2着に好走した中山が舞台になります。その
皐月賞では勝ち馬の
ジャスティンミラノとクビ差でしたし、
弥生賞では
シンエンペラーを負かしていますので、コース適性は世代
トップレベルのモノがあります。実績十分の舞台ならば前走のような事はないはずです。
この中間は8月から順調に乗り込まれ、美浦のウッドコースで行われた最終追い切りでも軽快な動きを見せています。自身の力を出し切れるだけの仕上がりにありそうです。条件や状態に不安は感じられませんし、得意なコースで改めて期待したいところです。