エプソムCを制した
レーベンスティール(牡4、美浦・
田中博康厩舎)が、
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で重賞連勝を目指す。
レーベンスティールは父
リアルスティール、
母トウカイライフ、母の
父トウカイテイオーの血統。母の父は91年の牡馬2冠など、GIを4勝した歴史的名馬。半姉の
ルーチェデラヴィタは19年の
コスモス賞を制している。
ここまで9戦4勝。圧巻だったのは昨秋の
セントライト記念だ。中団前から直線で豪快に伸びると、外から迫った
皐月賞馬の
ソールオリエンスを1馬身3/4抑えて完勝。インパクト大のレースぶりで重賞初制覇を果たし、鞍上のモレイラ騎手が将来性を絶賛したことも相まって、注目度は上がった。その後、
香港ヴァーズはまさかの最下位8着、休み明けの
新潟大賞典でも11着に大敗したが、前走の
エプソムCで2つ目のタイトルを獲得。改めてGI級のポテンシャルを証明した。
今回は前走に比べるとメンバーが強化されるが、舞台は
セントライト記念と同じ中山芝2200mだから文句なし。ここで重賞3勝目を果たし、秋の大舞台に弾みをつけてみせる。