GIIで馬券圏内2回の実績を誇る
ロバートソンキー(牡7、美浦・
林徹厩舎)が、
オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。
ロバートソンキーは父
ルーラーシップ、
母トウカイメガミ、母の
父サンデーサイレンスの血統。半姉の
エスターテがオープン馬なら、全兄の
クラークキーは準オープン馬。そして祖母の全兄の
トウカイテイオーは91年の牡馬2冠など、GIを4勝した歴史的名馬。同じく半弟の
トウカイオーザは01年の
アルゼンチン共和国杯を制している。
ここまで13戦4勝。3歳時には1勝馬ながら、
神戸新聞杯で3着、
菊花賞で6着に健闘。5歳時には
天皇賞(春)で7着、
オールカマーで2着となり、中長距離戦線の
バイプレーヤー的な存在となった。しかし、昨年の
日経新春杯で5着に敗れた後、長期休養へ。約1年半ぶりだった前走の
ジュライSは11着に大敗したが、初ダートでもあったので参考外。その点、休み明け2戦目の今回は一昨年2着のレースとあって、舞台に不足はない。
今回は「母の
父トウカイテイオー」の
レーベンスティールとの初対決にもなる。「帝王対決」を制し、悲願の初タイトル獲得となることを期待したい。