9月15日の中山5R・2歳新馬(芝1600メートル=16頭立て)は、3番人気の良血
レイユール(牝2歳、美浦・
手塚貴久厩舎、父
キズナ)が、内から力強く抜け出してデビュー戦を飾った。勝ち時計は1分35秒2(良)。
道中は中団の内に待機。勝負どころで持ったままでスルスルと前に取りつくと、直線では瞬時に反応してわずかに空いた内から豪快に伸びて最後は手綱を緩める余裕を見せ、後続に3馬身半差をつけた。
半姉に
新潟記念を勝った
シンリョクカ、同厩に所属した
インターミッション(
アネモネS勝ち)、伯父には
マイルCSを勝った
ダノンシャークがいる良血馬が順調なスタートを切った。
JRA通算99勝目を挙げた
嶋田純次騎手は、「調教では気が入ってハミをガツンと取るところがあったり、難しいところがあったりするんですけど、競馬に行ったら落ち着いてくれました。自分が選びたいところを選びながら競馬を進められて、最後もあの狭いところを根性でグッと入ってくれました。反応も良かったです。このまま行っていってくれたら面白い、走る馬だなと改めて思いました。今日の感じなら距離が延びても大丈夫。お姉ちゃんたちに追いつければ」と期待を口にした。
スポーツ報知