秋華賞トライアル「第42回
ローズS」が15日、中京競馬場で行われた。2番人気
クイーンズウォークが直線、外から鮮やかに伸びてV。
クイーンC以来2度目の重賞制覇を飾った。
中内田充正師(45)は22年
アートハウス以来、同レース4勝目。
川田将雅(38)も
アートハウス以来、同レース5勝目で中京芝2000メートル重賞は騎乗機会7連勝となった。一方、1番人気に支持された
レガレイラは後方から伸びるも届かず5着。
チェレスタ、
セキトバイーストを合わせた上位3頭に
秋華賞(10月13日、京都)の優先出走権が与えられる。
春の雪辱を胸にVゴールを駆け抜けた。
セキトバイーストが大逃げを打って、前半1000メートル通過は60秒3。絶妙なペースで駆けて粘り込みを図ったが道中6番手で冷静に脚をためた
クイーンズウォークが直線、外を鋭く伸びて内の2着
チェレスタに1馬身半差で突き抜けた。
鞍上の川田は「ゲートの出方次第で彼女がどういう走りをしたいのかを優先しました。(
セキトバイーストが)離してはいましたけど、前を射程圏には入れていました」と振り返る。他馬のペースに惑わされず、パートナーの力を信じて直線で末脚をさく裂させた。「前哨戦のつくりですので目いっぱいの競馬はさせていません。これを使って状態が上がる予定での調整過程」と先を見据えている。休み明けとしては完璧な内容。本番に向けてひと叩きして、今後さらなる良化が見込める。
オークス4着後、ひと息入れての始動戦。調教段階から春とは見違えるような動きを披露していた。「デビュー前からポテンシャルを感じている馬。体の芯が強くなって体幹がしっかりし、
バランス良く、いい走りができるようになってきた」と成長を実感している。
管理する中内田師も「休み明けでもいいレースができた。夏はノーザン
ファームしがらきで過ごして、成長してくれました」と愛馬の変化に目を細める。続けて「ここに向けて順調にきた。あくまでも目標は次」と力を込める。見据える先には
秋華賞。春は
桜花賞(8着)、
オークスと悔しい思いをしてきた。逆襲の秋へ幸先いいスタートを切った乙女が、大一番ではもう一段ギアを上げてG1タイトル奪取を目指す。
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クイーンズウォーク 父
キズナ 母ウェイヴェルアベニュー(母の父ハーリントン)21年3月14日生まれ 牝3歳 栗東・中内田厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績6戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億2292万6000円 馬名の由来はロンドンの
ランベスブリッジと
タワーブリッジ間の遊歩道。
スポニチ