9月16日の中山6R・2歳新馬(芝1800メートル、11頭立て)は、ダートで活躍する
フォーエバーヤングの半妹
ブラウンラチェット(牝、美浦・
手塚貴久厩舎、父
キズナ)が、単勝1・2倍の断然1番人気にこたえて初陣を飾った。勝ち時計は1分50秒1(良)。
道中は前を見る形で3番手を進んだ。終始、楽な手応えで追走し、持ったままで直線に向くとあとは伸びるだけ。鞍上の
ゴーサインにしっかり応えて、後続に1馬身半差をつけた。
今春のサウジダービーとUAEダービーを制し、
ケンタッキーダービーでも僅差の3着に好走した兄(父
リアルスティール)の1歳下の妹が、抜群のレースセンスで、うわさにたがわぬ強さをみせつけた。
クリストフ・ルメール騎手は「すごくいい感じ。スタートからいいポジションを取れたし、ずっと冷静に走ってくれた。だんだん加速もしてくれた。距離ももつ。今後が楽しみです。もう少しパンプアップしてくれればさらにいいでしょう」と高く評価した。
管理する手塚調教師も「正攻法の競馬をしてセンスがいい。上がりとか、走破タイムではなく、ジョッキーが『すごくいい』とほめてくれました」と手応えを伝えた。
スポーツ報知