◆第78回
セントライト記念・G2(9月16日、中山競馬場・芝2200メートル、良)
1〜3着馬に優先出走権が与えられる
菊花賞トライアルは3歳牡馬14頭によって争われ、
クリストフ・ルメール騎手と初コンビだった2番人気の
アーバンシック(牡3歳、美浦・
武井亮厩舎、父
スワーヴリチャード)が、前走の
日本ダービー11着から巻き返し、重賞初制覇を果たした。
皐月賞4着馬の勝利は01年の
シンコウカリド以来、23年ぶり4度目。
ルメール騎手は9度目の騎乗で初勝利となった。勝ちタイムは2分11秒6。
2着は1番人気の
コスモキュランダ(
ミルコ・デムーロ騎手)、3着は3番人気の
エコロヴァルツ(
岩田康誠騎手)だった。
武豊騎手(
スティンガーグラス=5着)「一完歩目の出る感じで、レースが限定されてしまう。道中のリズムは良かったし、はじけそうな感じはあったが…。トビはいいけど、体の感じは非力。素質があるし、成長すれば楽しみですね」
戸崎圭太騎手(
アスクカムオンモア=6着)「乗りやすい馬だが、終始、促す感じだった。楽な手応えでいけるイメージがあったんですけどね。休み明けだし、使った方がいいのかもしれません」
菅原明良騎手(
タンゴバイラリン=7着)「枠が外だったけど、向こう正面では2頭目に入れたし、いい競馬はしてくれました。スピードがある馬に置かれてしまったけど、最後は盛り返したし、しぶとい競馬をしてくれました」
小林勝太騎手(
パンジャ=8着)「1勝クラスの馬だけど、強気な競馬をして3コーナー、直線と反応してくれました。力をつけてきています」
丹内祐次騎手(
タガノデュード=9着)「いいポジションは取れたけど、ちょっと伸びきれませんでした」
横山和生騎手(
エコロレイズ=11着)「スタートも決まったし、メンタル面の成長は伺えました。強いメンバー相手にしっかり勝負しての結果です。仕切り直しですね」
横山武史騎手(
ルカランフィースト=12着)「ゲート入りの時に苦しがるところを見せていました。駐立は大丈夫でスタートは出てくれたけど、時計が速いし、ついていくのがやっとでした。自己条件で仕切り直しですね。精神的に苦しい部分が出てきているかもしれません」
田辺裕信騎手(
アスクハッピーモア=13着)「返し馬の感じは芝でもと期待させる感じだったけど、ゲートの中で
バランスを崩してスタートが決まりませんでした」
佐々木大輔騎手(
サルヴェージワーク=14着)「メンバーが強かったですね。自己条件ならチャンスはあると思います」
スポーツ報知