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【神戸新聞杯】メリオーレム漂う大物感 父は長距離適性高いシュヴァルグラン 抜群の安定感とレースセンスで獲るぞラスト1冠

デイリースポーツ
  • 2024年09月17日(火) 06時00分
 「神戸新聞杯・G2」(22日、中京)

 上位3着以内に優先出走権が与えられる、西の菊花賞トライアル。クラシックの王道組ではないものの、抜群の安定感とレースセンスを誇るメリオーレムが主役を張る。

 ここまでキャリアは7戦。その全てが3着以内と安定感がキラリと光っている。3戦目に未勝利を勝ち上がると、続くエリカ賞を連勝で突破した。すみれSプリンシパルSでは他馬の後じんを拝す結果でクラシック出走はかなわなかったが、休養を挟んで臨んだ自己条件の西部スポニチ賞では、古馬初対戦ながらライバルを4馬身突き放す圧勝劇を披露。シュヴァルグランの子らしく高い長距離適性を備え、操縦性も抜群。既に大物感が漂っている。

 中間の調整は順調そのもの。1週前は栗東CWで3頭併せ。一杯に追われると迫力十分に脚を伸ばし、ラスト1F11秒3の切れ味でオールセインツ(3歳3勝クラス)に2馬身半、ロードフォアエース(3歳3勝クラス)に1馬身先着した。友道師は「先週も良かったですし、問題はないと思います。素軽さが出てきた」と納得の成長ぶりに表情を緩めた。

 中京コースは今回が初めて。ただ、右回りだと内にモタれる面を見せているだけに、左回りになるのはプラスだろう。「1回叩いて良くなりそう。ここで次につながる競馬をして、菊花賞に向かえれば」とトレーナー。ここで弾みをつけ、ラスト1冠獲りへ突き進む。

 〈1週前診断〉栗東CWで6F81秒2-11秒3(一杯)をマーク。2頭を追走する形で直線に向くと、内からスパッと伸びて最先着を決めた。活気あふれる動きが目を引き、状態はさらにアップしている。

提供:デイリースポーツ

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