◇Road
to
2025
中京では注目の2歳オープンが行われる。土曜9Rの
野路菊Sは出世レースとして名高い。過去10年の勝ち馬からは18年ダービー馬
ワグネリアンなど6頭の重賞馬を出した。そのうち9頭が新馬勝ちからの臨戦。
ジョバンニ(牡=杉山晴)もデビュー戦が鮮やかな勝ちっぷりだった。
スタートはそう速くなかったが、二の脚で先団へ。手応えもいい。直線で先頭に立ち、さらに加速。メンバー最速タイの上がりで後続の追い上げを封じた。担当の大久保助手は「内容としては満点だったと思う。出来が良かったし、操縦しやすい馬なのでどんな競馬でもできるかなと思っていました」と目を細めた。
中間は放牧を挟み、ここに照準を合わせてきた。先週はCWコース3頭併せで6F80秒1〜1F11秒5を刻み、負荷をかけた。「順調ですね。もう少しふっくらしてほしいですけど、カイ食いがいい。2歳馬としては心配事が少ないです」と好気配をアピール。「乗った人はそれぞれ“凄くいい馬”と言ってくれます。芯がしっかりしていて走りがブレない」と続けた。
杉山晴厩舎は2歳勢に勢い。先々週に
ゲルチュタール、先週は
ヴァージルが新馬勝ちを収めた。厩舎の世代一番星を飾った
エピファネイア産駒が連勝を飾り、世代のエース候補に名乗りを上げる。
スポニチ