◆第70回
オールカマー・G2(9月22日、中山競馬場・芝2200メートル、1着馬に
天皇賞・秋の優先出走権)追い切り=9月18日、美浦トレセン
おととしの2着馬で、悲願の重賞初制覇を目指す
ロバートソンキー(牡7歳、美浦・
林徹厩舎、父
ルーラーシップ)が、“攻め”の追い切りで勝負気配を漂わせた。ハロー明けの坂路で
マーブルマカロン(4歳3勝クラス)を追走する形から、びっしりと一杯に追って約1馬身遅れたものの、50秒6―12秒2の好時計をマークした。1週前に続いて意欲的に攻めた
伊藤工真騎手は「休み明けを1度使って、状態は上がってきているのかなと思います。先週、今週としっかりとやって、これでさらに上積みがあればと思います」と上昇気配を口にした。
23年の
日経新春杯(5着)の後、右後肢の種子骨骨折で1年6か月の長期休養に入っていた。復帰戦となった前走の
ジュライSは11着に終わったが、叩いた上積みは期待できそうだ。林調教師は「脚元がいい状態なので、これだけ負荷をかけられました。今までで一番、(中間に)負荷をかけられています」と、手応えを口にする。復活を目指して、侮れない雰囲気だ。
スポーツ報知