フランスでの武者修行を終えたデビュー2年目の
田口貫太(20=大橋)が18日、栗東トレセンで調教騎乗を再開した。
約2カ月間の滞在中に現地馬の稽古をつけ、レースにも5鞍騎乗して2勝を挙げた。「日本人オーナーの方々に
バックアップしていただきました。乗せていただいたことが貴重でしたし、小林(智)先生にも感謝しています。勝てて良かったです」と喜びをかみしめた。
印象的な出来事については「馬乗りに関しては(現地馬は)しっかりしつけがされているというか、馬が人に注意を向けている状態を常につくっているなと思いました。生活面では言語が一番難しいなと思いました。また英語から勉強したいなという気持ちが強くなりました。フランスの方々はジョッキーも含めてフランス語と英語で2カ国語を話せる方が多かったですね」と振り返った。
丸坊主が
トレードマークでもあるが、約2カ月の遠征で散髪に行かなかったため「デビューして一番長いと思います」と言うほどにのびた。「レースまでに切りにいこうと思います」と照れ笑いを浮かべた。
今週末からの日本のレースに向け「大橋先生と厩舎関係者の方々の理解があって、経験することができました。フランスで学んで吸収できたことは多かったですし、今度は日本の競馬で結果を出して恩返しできたらなと思います」と意気込みを語った。
スポニチ