今、
浦和競馬場が白毛フィーバーに沸いている。
アオラキ(牡4=水野、父
ゴールドシップ)が中央、東海を経て浦和に転入。8月22日12Rで移籍初戦を迎えた。
結果は12頭立ての8着と振るわなかったが、純白の馬体と宝石のような青い魚目(さめ)を一目見ようと、パドックは重賞並みのファンで埋め尽くされた。現地の様子を伝えたスポニチ競馬WebのX(旧ツイッター)のポストも4万超えの
インプレッション(表示回数)を記録。人気の高さを思い知った。
ブームは終わらない。今開催(17日11R)で移籍2戦目に臨むと、レース当日に同馬のキーホルダーが発売された。関係者の話では開門直後から長い行列ができたとのこと。一方で、レースは12頭立ての11着。見せ場をつくることはできなかった。
厳しい現実。それでも希望はある。手綱を取った野畑は「いい馬ですよ。素直でこちらの指示にも反応してくれる。今回は(格上の)B3との混合戦だったし、距離も短かった。まだまだ良くなると思うので、期待してくれていい」と前向き。
競馬がギャンブルである以上、レースで活躍してほしいと願う記者。うれしい話が聞けた。移籍前の戦歴からも自己条件(C1)なら勝ち負けできる力はあるはず。ファンの懐を潤す時が来ると信じて、これからも追いかけていきたい。(大沢 太久)
スポニチ