「
神戸新聞杯・G2」(22日、中京)
レジェンド
武豊とコンビを組む
サブマリーナは前走のあずさ賞を圧巻の脚で差し切り充実一途。栗東CWでの最終リハでも抜群の動きで好調をアピールした。
京都新聞杯2着のリベンジに燃える
ウエストナウは、余力十分に栗東坂路を駆け上がり動ける態勢。
バッデレイトも栗東坂路で好ムードを漂わせるなど
菊花賞(10月20日・京都)を目指す期待馬がタイトルへ突き進む。
◇ ◇
態勢は万全だ。3戦2勝の
サブマリーナは、
武豊を背に栗東CWで併せ馬。
レッドリベルタ(3歳1勝クラス)を追走する形でゆったりと進めると、直線でグングン加速。黒鹿毛の馬体を目いっぱい使ったダイナ
ミックなフォームで力強く脚を伸ばし、1馬身先着した。6F79秒0-36秒0-11秒6の好時計に、鞍上は「調教に乗るのは初めてでした。CWでは動かないと聞いていたけど、
テンションも上がっていないし、いい動き」と納得の表情を浮かべた。
武器は何と言っても抜群の“決め手”。前走のあずさ賞では中団後方から上がり3F33秒0の最速タイムで圧巻の差し切りVを飾り、能力の片りんを示した。「いい勝ちっぷりでしたね。速い上がりを使えます。レース前は
テンションが上がりやすいですが、競馬は乗りやすいですね」と鞍上のトーンも高い。
武豊はこれまで
神戸新聞杯に29回参戦し、05年
ディープインパクト、07年
ドリームジャーニー、10年
ローズキングダムと3勝を誇る。今回は14年ぶり4度目の制覇が懸かる一戦となる。「いい状態ですし、当日イレ込まなければいいね。距離はこなせると思うし、切れ味勝負になれば。何とか権利を獲って
菊花賞へ」と力を込める。
春のクラシックには参戦できなかったが、成長著しい期待馬。
菊花賞への切符を手に入れ、
ビクトリーロードを歩んでみせる。
提供:デイリースポーツ