競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週は3日間開催で2歳戦も多かったですね。まずは振り返りからスタートしていきます。
まずは注目を集めていた16日の中山芝1800mの新馬戦。
フォーエバーヤングの異父妹
ブラウンラチェット(牝、手塚)が好位からきっちり抜け出して勝利を収めました。後続をもう少し離すと思って見ていましたが、まずは勝ち上がることが大事ですからね。線が細い牝馬なので、これからたくましくなってほしいです。次走は未定。
同日の中山芝1600mの新馬戦は
レーヴブリリアント(牡、田中博)が勝利。こちらも決して大きくありませんが、抜け出してきっちり勝ち切りましたね。祖母が
リリサイドで
リスグラシューの近親という成長力がある血統ですので、今後の活躍に期待です。
15日の中山芝1600mの新馬戦では
レイユール(牝、手塚)がはじけましたね。姉に
シンリョクカがいる堅実に走る血統ですね。姉の
インターミッションと同じく体は決して大きくありませんが、今後が楽しみになる勝ち方でした。次走はひと息入れて東京開催の後半になりそうです。
14日の中山芝2000mの新馬戦を勝ったのは
イブニングタイド(牝、林)。2着
サトノラポール(牡、鹿戸)のたたき合いは見どころ十分でしたね。この距離で勝ったので来年の
オークス候補ですかね。次走も楽しみです。
14日のダート1800mの新馬戦は
バギーウィップ(牡、萩原)が単勝1・8倍の支持に応えました。馬格があって父
ナダルのイメージ通りパワフルな走りでした。ダート路線での活躍に期待したいですね。
8月の札幌で新馬戦を勝った良血
ミッキーマドンナ(牝、堀)は
芙蓉S(28日・中山、芝2000m)か
サフラン賞(29日・中山、芝1600m)を鞍上モレイラで予定。
ナミュールの半妹
ブルージュ(牝、栗田、父
ブリックスアンドモルタル、
母サンブルエミューズ)も調整は順調。10月5日の東京芝1600mでのデビューを予定している。
18年
オークス2着などトップ戦線で活躍した
リリーノーブルを母に持つ
デンクマール(牡、田中博、父
モーリス)は推定馬体重560キロの超大型馬。10月14日、もしくは10月20日の東京芝1800mでのデビューを予定している。このまま順調にいってほしいですね。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ